8/19 超絶技巧
予告通り行って参りました、blast!
日本初演以来毎年欠かさずの3回目。「同じプログラムなのに飽きないの?」なんて言われそうですが、見る度に新しい発見があるので、お金に余裕さえあれば週に一回ペースで見たいくらいなわけです。
以下、ネタバレ注意です(^^;)
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▽Introduction
blast!唯一の日本人メンバー、石川直さんのスネアで始まるボレロです。オケで聞いてたら最後の盛り上がり前に眠くなったりしちゃうんですが、こんなに魅せられたら瞬きしてるのももったいないくらいです。クライマックスは楽器上に放り投げちゃうんですから、ビックリです。
ここから、「2時間鳥肌立ちっぱなし」ショーのスタートです。
▽All Colors
blast!は紫、青、緑、黒、黄、橙、赤の7色を使って構成されているのですが、それを紹介するかのように、それぞれのフラッグを持ったビジュアルアンサンブルの登場です。
▽Violet
最初はマーチング用のベルが全部正面を向いて作られた楽器だけがステージに現れます。CMでもチラっと見られる、一列に並んで少しずつグルグルしながら吹いてるやつです。上杉鷹山の愛娘に言わせると、「チューチュートレインみたいなやつ」です。
▽Blue
ブルーってことで、ブルースです。なんで欧米人はサングラスがこんなに似合うんだろうって勢いのかっこよさ。駅などに貼ってあるポスターの、みんなが青い椅子に足を掛けてポーズとってるのがこの曲。「トランペットって、そんな高い音でるんすか!?」ってくらいのハイトーンを聞かせてくれるのが、アダム・ラッパさん。正にトランペットの申し子って感じの名前ですよね(笑)。
ちなみにこのあたりから、段々ソロの度の拍手をどこで入れたら良いのかわからないくらいの超絶技巧が続きます。
同じBlueでも、次の曲は青というより蒼。悲しい感じを表現したレクイエム的な曲。宙づりでソロを吹く、あれです。同じトランペットで、こうも対極的な表現が出来るのかと、泣きそうになります。
▽Green
吹いて叩いて踊ってだけがblast!じゃないんです。歌も歌うんです。これがまた、やたら上手い。賛美歌のような聖歌のような、そんな雰囲気の曲を聴かせてもらえます。それと、blast!オリジナルの草をイメージしたライフルに似たアイテムな、ベルが仕掛けられたスティックなどが出てきます。
▽Black
やっぱりマーチングの華はバッテリーにあるのか?と思っちゃう時間。まずは、石川さんと相棒のデイブによるバッテリーバトルです。コンピューターに打ち込んだかのような寸分の狂いもなく刻まれるリズムと、ユニーク且つ高度なテクニック。鳥肌が更にヒートアップです。
そのあと、舞台は暗転し、蛍光塗料を塗ったスティックで・・・更に天井からシンバルやタムが降りてきて・・・自分はここがblast!の中で一番好きです。筆舌に尽くしがたい瞬間です。
その後、ブラスやビジュアルアンサンブルも加わって、「これラストの曲じゃないの?」ってくらいの盛り上がりを見せてくれます。
▽INTERMISSON
休憩時間は、パーカッションパートによる恒例のインタミ。今年は地獄のメリーゴーランド・パート3でした。座席がドアのそばだったのので、かなり良い位置で見ることが出来ました。
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▽All Colors
二部の最初も、色の確認です。一部の時とは、また違った雰囲気で紹介してくれます。
▽Yellow
一輪車に乗りながらホルン吹いたり、走りながらマリンバ叩いちゃったりとか、スゴイです。神業ってこういうののことを言うんでしょうか?って勢い。考えた人もすごいよなぁ~
その後、また舞台は暗転して、今度はビジュアルアンサンブルが黄色く光スティックで華麗に見せてくれます。ちょっと幻想的な世界です。
▽Orange
民族楽器が沢山登場して、舞台だけにとどまらず、客席の間に入ってきて演奏。もうこの時点でお客さんのボルテージは行くとこまでいっちゃってる感じですね。すんごいマリンバも出てくるし。
しかも曲中、トランペットの人がこっちに歩いてきたので、握手してもらおうと思って手をさしのべたら、楽器渡されちゃいました(笑)。んで、そのまま歩いて行っちゃって・・・綿割れたトランペットそのまま吹いちゃおうかと思いましたよ(笑)。
▽Red
ラストを飾るのは、情熱の色の赤。何で欧米人は腰を振るとあんなにセクシーなんでしょう。妖艶な感じすらします。最後までテンション上がりっぱなしで一気にフィナーレへと進んでいきました。
終了後は、ロビーで一緒に写真を撮ったり、握手したり、サインしたりしてもらえます。
いやぁ~、しかし何回見てもホントに良いですわ。ダラダラ書いちゃいましたけど、オフィシャルサイトにちゃんとした解説があるので、そっち読んでください(笑)。
ちなみに来年からはblastⅡに生まれ変わって帰ってくるので、今のプログラムが見れるのは今年が最後です。CDやDVDも出ていますが、やっぱり生演奏を見るのが一番ですわ☆
by otokogi-dialy | 2005-08-20 20:24 | Music