「本を読む子」は必ず伸びる!

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「本を読む子」は必ず伸びる!
樋口裕一 すばる舎
ISBN: 4883994805


久しぶりに、卒論と全くもって関係ない本を読むことができました(笑)。
そのせいか(?)、内容がやけにちゃっちく感じてしまいました。

内容は要するにタイトルの通りで、学力を伸ばすには何より国語力が大切で、その基本は読書だっていう話。
今更言われなくても誰でもわかってるよ。と言いたくもなりますが(笑)。
「本離れ」してる子どもの状態や、それを克服する方法が色々書いてあります。でもその割にページ数が少ないので、一つ一つが薄っぺらで説得力に欠ける。これで1480円はちょっと・・・。

そんな中で、学校でよくやっている「朝の10分間読書」に賛成的ではない姿勢には共感できました。「朝の10分間読書」ってのは、1時間目の前に職員会議の間、教室で子どもを静かにさせる読書の機会を与えるためにやってるんです。
コレにも書いてあったし、実際自分も現場で感じたけど、10分じゃ本なんてほとんど読み進められないし、やっと面白くなってきた所で打ち切りになっちゃうのは、逆に子どもにとって良くないような気も。
ただ、普段本を進んで読まない子にとってはきっかけ作りになるんですけどね。

基本的に、保護者向けに書かれている本なので、自分もいつか家庭を持って、子どもが本に興味を持たず、困ったらとても助けになる本なのかもしれません。

ちなみに、巻末に「お薦め本」として、何冊かジャンル毎に紹介されているのですが、著者はコレの中で「読書として楽しむ本と、知識本をバランス良く読むようにしてやるのが大切」みたいなことを言っているわりに、「お薦め本」は前者に偏っています。不思議ですね。

頭のいい人、悪い人の話し方」で有名な著者で、こないだ「世界一受けたい授業」出て、講義してました。この時は、話がすこぶるわかりにくかったのを覚えていますが、この本はそんなことないです(笑)。


最近は、小学校など年齢の低いうちから英語を勉強するのが流行っています。語学は小さいうちに習得するのが良いもので、これはおおいに賛成なんですけど、やっぱり、並行して国語もちゃんと勉強しないといけないもんだと感じました。日本人は何かにつけて欧米のマネをしたがる傾向が明治初期からあるわけですが、母国語もロクにしゃべれないのに英語だけ話せても「国際社会」なんぞで戦っていけるわけはないわけで。
ジオスに通っていた頃、ジュニアコースの女の子(小6)は、はっきり言って俺より単語知ってるし、発音良くて「すごいな~」と感心したもんですが、翌年中学校に上がるって歳なのに、敬語が話せない子でした。親や学校は何をしてるんだろうと感じたもんです。
いくら英語上手くても、あれじゃあ国際化云々以前の問題で、日本語で日本人をコミュニケーションとれません。

国語も英語も両方身に付けさせられる教師にならねばならんと思う今日この頃です。
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by otokogi-dialy | 2005-12-12 23:02 | Books