殺人の門/東野圭吾

発売日:2006年 06月 24日
定価(税込): 780円
文庫判
ISBN 978-4-04-371804-7-C0193
発行元:角川書店

感想(若干ネタバレか?)
いやぁ・・・暗いです。かなり。

「手紙」に近い後味の悪さ。
そして、「幻夜」に近い人間の嫌な部分。

一言でいうと、そんな感じです。
長編なのですが、ずーっと暗い。これでもかってくらい。

主人公の田島の半生を追った作品ですが、
もともと町でもかなり裕福な歯医者の息子。

倉持修という友人に人生を狂わされていく話です。
詐欺とか悪徳商法とか・・・。

もう、読んでいると主人公にイライラします。
子どもならいざ知らず、なぜ大人になってまで彼に騙されるか。

わかっていても、破滅へと進んでいく主人公です。
なんか、最後には突然うまいこと言ってまとめようとする老人が現れますが、

全然スッキリとしない。
そして、女性問題でも苦労する主人公。

まぁ、これも倉持に仕組まれている部分が多いのですが、
父親と同じようにホステスを追いかけたり、金遣いの荒い女と

結婚したせいで、とんでもない借金に苦しんだり。
東野圭吾って、やっぱり女の人をどこか恐れているのがこの作品からも見られます。

とりあえず、気分が下降気味のときには決して読んではいけない部類です。
そして、友だちから鯛焼きを貰う時には、十分気を付けましょう・・・
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by otokogi-dialy | 2011-01-05 21:11 | Books